法律事務職として生きていく

立川 茂信SHIGENOBU TACHIKAWA

パラリーガル

CAREER

経歴 法政大学法学部法律学科(2003)
趣味 アウトドア、仲間と飲みながら語る

法律事務職という仕事が好きです

私は、大学4回生のときにバイトとして法律事務所に入って以来、現在に至るまでずっと法律事務所に勤めています。事務職として法律事務所に勤めてもう15、6年になりました。私は、この仕事が好きです。天職だと思っています。法律事務は、ほかの仕事に比べ、人の人生により深く関わる仕事だと思っています。だからこそ責任が大きく、やりがいも大きい。
今までにご依頼者の様々なご相談を伺ってきました。ご依頼者から御礼いただいたときやご依頼者の顔色や声色が徐々に明るくなって、笑顔が自然に出てきたなと感じられるときは、少しでもご依頼者の人生に寄与できたのではないかと感じ、この仕事をやっていてよかったなと思います。
私は、法律事務として、弁護士とご依頼者の意思疎通がスムースになるよう、その橋渡しになれるよう心がけています。そして、専門知識やスキルの向上のための日々の研鑽はもちろんですが、ご依頼者の抱える問題を共有し、自分事として捉え、ご依頼者が感じている不安の一つ一つを拭い、解決に向けて一緒に取り組んでいくことが肝要であると考えています。

父の言葉から法律家を目指した学生時代

私の父は、「天網恢恢疎にして漏らさず」ということばをよく言っていました。天の網は目が粗いがどんな善行も悪行も天は必ず見ているという意味だと理解しています。私は、この言葉が好きで、これを実現できる仕事はなんだろうと漠然と考えていました。
また、私は小学生くらいから虐められっ子のような弱い者の味方になることが多かったと思います。積極的に弱い者の味方になろうとしていたわけじゃなく、目の前で起こったいじめとか自分が理不尽に感じたものから、自分を試されているように感じていたからです。自分は弱い立場にある人を救いたいという性質を持った人間なのだろうと思っています。父の言葉とこの性質が相まって弱い立場の人のために役立つ仕事に就きたいと自然と思うようになりました。
大学4回生のときに、勉強を始め、また、普段から法律に触れられるようにとアルバイトとして法律事務所に就職しました。そして、大学卒業と同時に別の法律事務所に正社員として就職し、働きながら勉強を続け、24歳のときから旧司法試験を3回受けました。結果は不合格でした。しかし、その頃には、法律事務職として生きていくという覚悟が自然と固まっていました。

弁護士を志した理由長年の法律事務所での勤務経験が活きる

何度か法律事務所を転職しましたが、一番長く務めたのは、ベテランの弁護士の先生のところでした。そこでは多種多様な事件があり、その経験は今でも私の糧となっています。その中で、今でも忘れられないエピソードがあります。
ある刑事事件で、執行猶予中に窃盗を繰り返してしまった被告人の裁判でのことです。検察官が、傍聴席に被告人の母親がいることを知りながら、被告人が再犯に至ったのは母親の教育が悪いせいだと発言しました。傍聴席の母親はずっと泣いていました。これに対し、弁護士の先生は、この発言に強く抗議し、撤回と謝罪を求めました。弁護士は、法律を武器に権利を守る活動をしますが、このときの先生は、それだけだけでなく、言葉と心をもって、被告人の母親をフォローし、何より被告人の心を救い、近い将来また社会に馴染むきっかけを与えたのだと思います。このときに、私は、法律事務所の仕事というのは、当事者のみだけでなく、関わる人を含め、その将来を見据えて今を救済することが本質なのだと学びました。

相談を検討されている方へ

法律事務所に相談される方は、何かしらの問題を抱え、どう対処していけばよいのか、そもそも何から対処すべきなのか分からず、不安を抱いている方ばかりです。それに加えて普段の生活の中であまり接する機会のない弁護士に相談すること自体も不安の一つとなっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
法律事務所が依頼を受ける事件は、全て、依頼者の人生を大きく変えるものばかりです。解決後、私たちに依頼したことを振り返って、私たちの言葉や思いが、そういうことだったのか、依頼してよかった、と何年後でも良い、喜んでもらえたらこんなに嬉しいことはありません。そういう心構えで取り組んでいます。
解決は相談から始まります。解決に向けて一緒に取り組んでいきませんか。